玄武-2B
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 22:06 UTC 版)
玄武-2Bは、ロシアの短距離弾道ミサイルであるイスカンデル(NATOコードネーム SS-26 ストーン)に形状が酷似している。 玄武-2Bは2009年末から実戦配備されている。 玄武-2Bは、射程は300kmもしくは500km、8輪の移動式装輪車(TEL)に一発搭載(ミサイルは直方体のキャニスターに格納)された垂直発射方式であるため、機動性と生存性が飛躍的に高まっており、慣性航法装置を搭載したことで誘導が容易で、固体燃料のため、即応性に優れる。音速の4倍で飛行し、弾頭の子弹950個余りが目標の600mから1500m上空で爆発し、サッカー場3~4面の広さ(400 × 500m)に該当する地域を焦土化させることができるという。 そして2012年4月19日に、大韓民国国防部は北朝鮮のミサイル発射実験への牽制として、玄武-3シリーズと玄武-2Bと見られるミサイルの発射と着弾シーンを収めた動画を公開した。移動式装輪車から発射された後に30個ほどのテスト用子弾が標的の同心円状に着弾する様子が捉えられている。またこれ以前の報道とは違って射程は300kmとされ、軍関係者は「アメリカのATACMSより威力が強く、サッカー場数十面を焦土化できる」と主張している。
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