獅子大権現とは? わかりやすく解説

獅子大権現

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 05:02 UTC 版)

尾去沢鉱山」の記事における「獅子大権現」の解説

江戸時代から伝わる尾去沢鉱山発見物語が、『大森親山獅子大権現御伝記』の陸中の国鹿角伝説残されている。 1481年文明13年)、尾去の奥の大森山から、翼の差し渡し十余尋(約20m)にもなり、口から金色の炎を吹き、牛のほえるような声を立てる大鳥現れ百姓恐れさせた。尾去村の人々がこの大鳥滅ぼしてくれるよう毎夜天に祈ったところ、ある時、大森山の方で泣き叫び苦しむ声が聞こえ、これ以降はこの怪鳥飛んでくることはなかった。不思議に思った村人が声のした方を訪ねると、赤沢川朱色染まっており、その元に大蛇の頭、牛の脚を持ち、赤白金銀の毛を生やしたかの怪鳥が傷つき死んでいた。腹を裂いてみると、金銀銅鉱色の石だけが充満していた。村長思うところ夢に白髪老人6度現れ新山開け告げていたのだが、この山のことであった違いない辺り掘ってみたところ鉱石発見された。これが尾去沢鉱山始まりである。 人か神か、だれが怪鳥倒したのかと訪ねまわったところ、大森山のふもとに獅子の頭のような大石地中より出ており血がついていたことから、この神石であったものであろう考え大森山獅子の体、連なる山々獅子の手足であるとして、社を建立し怪鳥埋め奉り大森山獅子大権現とした。

※この「獅子大権現」の解説は、「尾去沢鉱山」の解説の一部です。
「獅子大権現」を含む「尾去沢鉱山」の記事については、「尾去沢鉱山」の概要を参照ください。

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