特殊用途・派生品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/11 15:22 UTC 版)
本体を開いた状態で壁などに針を打つ使い方ができるもの。これに特化したホッチキスは「タッカー」と呼ばれる。更に開閉機構を持たず、グリップとトリガーを装備したタイプは「ガンタッカー」と呼ばれる。 中綴じ製本のために、針と支点の距離を長くとったもの(中綴じ用ステープラー)。 通常使用と中綴じ用との両方に使用できるように、針を打つ部分だけを90度単位で回転できるもの。回転角度が自由なものもある。 モーター駆動により半自動的に綴じるもの。電子式と呼ばれることが多い。 コピー機の内部にあって、コピーされた紙を自動的に綴じるもの(オートステープラー)。 段ボール箱の梱包に使用するもの。手動式、電動式がある。 医療において人体の傷口の縫合に使用するもの(スキンステープラー)。 通常のステープラーは綴じたときの針の形が「メガネ型」になるため、書類を何束も重ねると厚みが生じ、収納しにくい問題がある。フラットクリンチ型と呼ばれる製品を使用すると、針の裏側が平らに綴じられるため、書類の厚みを少なくできる。但し書類の保存状況によっては針の先が外側に突き出し、手を傷つけることがある。これを防ぐためには綴じた後プライヤーもしくは小さな槌などで綴じ先を改めてつぶしておくと良い。先が突き出す原因として綴じるときに十分な力を加えなかったことに起こることもある。 フラットクリンチ型は針の受け手の側にスプリングを仕込むことで平らな綴じを実現しているが、このスプリングの弾性と強度の関係から中型以上の針を使う製品に実装した例は少ないが、スウェーデン発祥のラピッド社が開発したスーパーフラットクリンチ機能だとほとんどの針に対応可能で、フラットクリンチより約10%かさばらずファイリングが可能。 仮綴じ用に、針を外側に曲げる綴じ方ができるものもある。
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