特徴や用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 17:36 UTC 版)
その色から「黒」と形容されているが、これはブロック状の塊でのことであり、粉末にすると褐色となる。蜜分を多く含むことから白砂糖と比べると固まりやすく、大抵はブロックを砕いた程度の状態で販売されている。これを砕いたりすり潰したりし、あるいは煮溶かして料理や菓子の材料にしたり、コーヒーや紅茶に入れたりする甘味料として使われるほか、飴のように直接口にして風味を楽しむ。 黒砂糖はサトウキビのアルカロイドなどの各種成分を含んでいるため、蔗糖などの糖分は80%強と砂糖の中で最も低い。本来は不純物であるカルシウムや鉄、亜鉛など各種のミネラル分が糖蜜に多く含まれているため、渋みや苦味といった雑味も多く、カラメルのように甘みも強く感じられる。したがって、味わいが深いがその独特な味ゆえに料理や菓子の材料としてはやや用途を選ぶ。
※この「特徴や用途」の解説は、「黒砂糖」の解説の一部です。
「特徴や用途」を含む「黒砂糖」の記事については、「黒砂糖」の概要を参照ください。
- 特徴や用途のページへのリンク