物理ネットワーク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/04 01:08 UTC 版)
「共通線信号No.7」の記事における「物理ネットワーク」の解説
SS7では信号と音声を明確に分離する。SS7が機能するには網を構成する全ての機器がSS7に対応している必要がある。網はいくつかのリンクタイプ (A・B・C・D・E・F) と3種類の信号ノードであるサービス交換点 (SSP)、信号中継局 (STP)、サービス制御点 (SCP) で構成される。ノードには識別番号が付与されている。拡張サービスはSCPにあるデータベースインタフェースが提供する。 信号局間のリンクは全二重の56・64・1,536・1,984 kbit/s の回線などがある。2つのノード間に複数のリンクを敷設することで容量を増加させることができる。 ヨーロッパでは、交換機間をFリンクで直接接続してSS7リンクとしており、上述の信号モードで言えば Associated Mode である。北米ではSTPを使い、交換機間を間接的にリンクしている。上述の信号モードで言えば Quasi-Associated Mode であり、SCPと交換機を接続するリンク数を減らすことができる。 大容量のリンク(1,536 および 1,984 kbit/s、通常 1.5Mbit/s と 2.0Mbit/s と呼ばれる)は High Speed Links (HSL) と呼ばれ ITU-T 勧告 Q.703 で規定されている。HSLはT1 (1.536 Mbit/s) やE1 (1.984 Mbit/s) の転送能力を全て使う。
※この「物理ネットワーク」の解説は、「共通線信号No.7」の解説の一部です。
「物理ネットワーク」を含む「共通線信号No.7」の記事については、「共通線信号No.7」の概要を参照ください。
- 物理ネットワークのページへのリンク