燻煙材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 01:58 UTC 版)
煙を出すための物で、様々な物が燻煙材として使用可能である。例えば、木を砕片に加工したスモークチップ。スモークチップには細かい粉状に加工されたものもある。また、粉状の砕片を再度圧縮処理して固まりに加工した製品であるスモークウッドも市販されている。他に、粉砕せずに、小枝や薪をそのまま利用することもある。さらに、茶葉(茶を抽出した後の茶葉でも可)、木材を切断した時に出る木屑や鉋がけした時に出る鉋屑、などなど、色々な物をスモークチップの代用品として用いることができる。要するに、加熱して煙が出る物であれば、燻煙材として使用できるということである。なお、何を燻煙材として利用するかによって、完成した燻製に付く香りが違ってくる。 近年、ピートスモークパウダーという燻煙材も日本に定着しつつある。ピート(泥炭)を粉状にしたもので、スモークウッドやスモークチップに混ぜるだけという燻煙材。燻味にスモーキーフレーバーを付けることで燻製の味を深くする。 使われる樹木はビート、サクラ、ナラ、ブナ、ハンノキ、シナノキ、カシワ、クルミ(ヒッコリー)など。
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