熊谷直時とは? わかりやすく解説

熊谷直時

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/09 06:51 UTC 版)

熊谷 直時(くまがい なおとき)は、鎌倉時代中期の御家人熊谷直国の子。通称は二郎三郎、左衛門次郎、平内左衛門二郎。母は恩田太郎入道蓮阿の娘。妻は大叔父・熊谷直勝の娘。官位図書介・図書助。安芸熊谷氏初代当主。


注釈

  1. ^ 初期熊谷氏の系図については、近年では直国の父は直実の嫡男熊谷直家ではなく、(西)熊谷郷を譲られた庶子の熊谷家真であるという説が有力[2][3]であるが、どちらの説にしても直実と直時は曾祖父と曾孫の関係にあると言える。
  2. ^ 吉見尼は直国の舅である恩田太郎入道蓮阿の継母で、直時兄弟から見れば義理の曾祖母にあたる[3]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 今井尭ほか編 1984, p. 335.
  2. ^ a b c 錦織勤「安芸熊谷氏に関する基礎的研究」(初出:『日本歴史』437号、1984年)/所収:高橋修 編著『シリーズ・中世関東武士の研究 第二八巻 熊谷直実』(戒光祥出版、2019年)ISBN 978-4-86403-328-2)2019年、247-252・265.
  3. ^ a b 柴﨑啓太「鎌倉御家人熊谷氏の系譜と仮名」(初出:『中央史学』30号、2007年)/所収:高橋修 編著『シリーズ・中世関東武士の研究 第二八巻 熊谷直実』(戒光祥出版、2019年)ISBN 978-4-86403-328-2)2019年、272-276・296.
  4. ^ 『吾妻鏡』文治3年8月4日条・承久元年2月2日条
  5. ^ 『熊谷家文書』第12・13号文書
  6. ^ 大井教寛「鶴岡八幡宮領武蔵国熊谷郷における請所」(初出:『日本歴史』722(2008年)/所収:高橋修 編著『シリーズ・中世関東武士の研究 第二八巻 熊谷直実』(戒光祥出版、2019年)ISBN 978-4-86403-328-2)2019年、P140-150.


「熊谷直時」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「熊谷直時」の関連用語

熊谷直時のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



熊谷直時のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの熊谷直時 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS