無人駅での乗車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 08:59 UTC 版)
自動券売機が設置されている駅では、有人駅と同様に自動券売機で乗車券を購入してから乗車する。乗車駅証明書が備え付けてある駅では、証明書を取ってから乗車する。この場合の運賃の支払は降車時に降車駅または列車内の運賃箱で行う。また、一部事業者を除き、ワンマン列車に乗る場合は、乗車時に車内に設けられている発行機で整理券を取る必要がある場合もある。乗車券および証明書・整理券が入手できなかった場合は、列車に乗ったらすぐに運転士または車掌に申告する。 JR九州などは、車椅子を使用する無人駅の利用者に対し、事前の連絡を呼びかけている。なお、このことは無人駅で列車の利用が制限されることにつながり、憲法が保障する移動の自由を侵害し、障害者差別を禁じた法律にも違反するものだとして、2020年にJR九州が訴えられている。2020年のバリアフリー法改正時に、無人駅での障害者対応のガイドライン整備が附帯決議されたこともあり、国土交通省は2021年に向けて鉄道事業者向けのガイドラインづくりを進めている。
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