漫画原作映画
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漫画劇画作品の実写映画化は、東宝が1940年代から「サザエさんシリーズ」、東映が1960年代に児童向け忍者映画などを製作した。漫画を原作とするアニメーション映画が劇場で公開されるのは『鉄腕アトム』や「東映まんがまつり」など1960年代から始まったものだが、実写映画化は1970年代に入ってTVアニメに並行、あるいは後を受ける形で目立って増えた。これは映画各社がテレビと洋画の台頭によって、売り上げを大きく落とし、自社で企画する能力を失ったという背景がある。「学園不良映画」最初の実写化といわれる1971年の『男一匹ガキ大将』を始め、「学園不良もの」は多数実写化されたが本作『愛と誠』は「学園不良もの」最大のヒット作ともいわれる。他にも、本作と同じ梶原原作による『あしたのジョー』の実写化や、珍作『ルパン三世 念力珍作戦』、『子連れ狼』『女囚さそり』『ハレンチ学園』『高校生無頼控』『ダメおやじ』『嗚呼!!花の応援団』など、映画各社が続々と実写映画化し大ヒット作品も生まれた。特に"不良映画"を得意とする東映がこのジャンルに最も力を注ぎ『男組』など数多く実写映画化した。実写映画化される作品は、"セックス"と"暴力"をテーマとする作品が多かった。
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