漢詩以外への転用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 00:42 UTC 版)
国語学者で、武庫川女子大学・言語文化研究所長および同大教授 (当時) の佐竹秀雄は、起承転結による文章の構成について、以下のように定義している (佐竹は必ずしも起承転結の文章構成を支持していない点に注意)。 起: 事実や出来事を述べる。 承: 『起』で述べたことに関することを述べる。解説したり、それによって起こる問題点を述べたり、感想、意見を述べたりする。 転: 『起承』とは関係のない別のことがらを持ち出す。 結: 全体を関連づけてしめくくる。 黒澤明監督作品の脚本を複数担当した脚本家の小国英雄は、ストーリーの構成における起承転結を、以下のように解釈している〔編者注: 一部誤字を修正〕。 起: 主人公の置かれている状態、劇の説明 承: 主人公の置かれている状態にある事件が起こり、これから段々劇が展開して行く過程 転: 一つの劇のヤマ場で結果に赴く為の転化 結: 承、即ち事件とそれによって起こった転化によって出された結果 そのようなストーリー構成の典型的な例として、4コマ漫画が引用される場合がある。
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