演禽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 04:27 UTC 版)
二十八宿を七曜で分類し、28種の動物に喩えるという占いの手法は古代中国の占術家の間で盛んで行われ、「禽星」とも呼び、これを利用して占うことは「演禽」(演禽風水)と呼ぶ。明の池本理撰『禽星易見』などによると、以下の表のような関係がある。 四神/七曜木金土日月火水東方青龍角木蛟 亢金龍 氐土貉 房日兎 心月狐 尾火虎 箕水豹 北方玄武斗木獬 牛金牛 女土蝠 虚日鼠 危月燕 室火猪 壁水貐 西方白虎奎木狼 婁金狗 胃土雉 昴日鶏 畢月烏 觜火猴 参水猿 南方朱雀井木犴 鬼金羊 柳土獐 星日馬 張月鹿 翼火蛇 軫水蚓 このうち、地球から観測する場合、歳星である木星は約12年の周期で黄道を一周し、子年からの順で毎年の最初にそれぞれ虚宿、牛宿、尾宿、房宿、亢宿、翼宿、星宿、鬼宿、觜宿、昴宿、婁宿、室宿の方向で出現するため、金曜、日曜、火曜の3列の動物は十二支の生肖になるという説がある。
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