演目・楽器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 03:47 UTC 版)
鼓童の舞台は和太鼓を主に使うが、笛・三味線・踊り・唄などもあり、全体で一つの流れを構成する。曲は、日本各地の伝統芸能を素材にしたもの(「大太鼓」「屋台囃子」「三宅」「山唄」「西馬音内」他)、現代音楽の作曲家などに依頼してつくられたもの(「モノクローム」「千里馬」「カデン」他)、それからメンバー自身によるオリジナル(「族」「彩」「七節」他)がある。ツアーごとに演目は異なるが、公演は通常約1時間40分である。 使用する太鼓は、宮太鼓(くり抜き胴のもの)と桶太鼓(桶胴で、ロープで締めてあるもの)と締太鼓(くり抜き胴で、ロープで締めてあるもの)に大きく分類される。宮太鼓はさらに胴の大きさ・長さによって「大太鼓」「中太鼓」「平胴太鼓」と呼ぶ。今では稀少な国産産ケヤキの胴に、牛の一枚皮が片面ごとに張った大太鼓は、面の直径は3尺8寸(1m25cm)、屋台の部分も含めると重さは400kgになる。使用する数は、国内の一般公演だと30個~50個程度になる。 近年の舞台ではティンパニやグランカッサ(バスドラム) ドラムセット、フルートなどの西洋楽器も使用される。
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