満ソ国境紛争処理要綱とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 満ソ国境紛争処理要綱の意味・解説 

満ソ国境紛争処理要綱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:12 UTC 版)

ノモンハン事件」の記事における「満ソ国境紛争処理要綱」の解説

張鼓峰事件陸軍省軍務局など陸軍中央不拡大方針を採ったのに対し関東軍不信抱き断固とした対応を強調した『満ソ国境紛争処理要綱』を独自に策定した辻政信参謀起草し1939年4月植田謙吉関東軍司令官示達した。要綱では「国境線明確ならざる地域に於ては防衛司令官に於て自主的に国境線認定」し、「万一衝突せば、兵力多寡国境如何にかかわらず必勝期す」として、日本主張国境線直接軍事力維持する方針示され安易な戦闘拡大避けるべきだが、劣兵力での国境維持には断固とした態度を示すことがかえって安定につながると判断された。この処理方針に基づいた関東軍独走強硬な対応が、ノモンハン事件での紛争拡大原因となったとも言われる。この要綱東京大本営は「正式な報告があったにもかかわらず正式の意思表示確たる判断も示さなかった」また、関東軍司令部ではハルハ河ソ連との確定され国境線みなされる至った1939年には紛争件数は約200件に達した

※この「満ソ国境紛争処理要綱」の解説は、「ノモンハン事件」の解説の一部です。
「満ソ国境紛争処理要綱」を含む「ノモンハン事件」の記事については、「ノモンハン事件」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「満ソ国境紛争処理要綱」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「満ソ国境紛争処理要綱」の関連用語

満ソ国境紛争処理要綱のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



満ソ国境紛争処理要綱のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのノモンハン事件 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS