渭ノ津駅とは? わかりやすく解説

渭ノ津駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/18 03:59 UTC 版)

渭ノ津駅
いのつ
Inotsu
石狩追分 (2.4 km)
(3.4 km)
所在地 北海道雨竜郡雨竜町渭の津
所属事業者 日本国有鉄道(国鉄)
所属路線 札沼線
キロ程 94.5 km(桑園起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 1956年昭和31年)11月16日[2]
廃止年月日 1972年(昭和47年)6月19日[2]
備考 廃駅
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渭ノ津駅(いのつえき)は、かつて北海道雨竜郡雨竜町渭の津にあった日本国有鉄道(国鉄)札沼線鉄道駅廃駅)である。事務管理コードは▲120210[3]

歴史

駅名の由来

地名より。当地には1898年(明治31年)に徳島県兵庫県淡路島からの団体が入植し、現在の徳島市の旧名である「渭津」にちなんで、命名された[4][注釈 1]

なお、1973年(昭和48年)に国鉄北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では、アイヌ語の「イノチイ(疲れをいやすところ)」に由来するという説を示している[6]

駅構造

簡易型単式ホーム1面1線。踏切札幌方の札幌に向かって左手(東側)に設置[1]。1963年時点で駅舎(待合室)が踏切横に設置されていた[1]

隣の駅

日本国有鉄道
札沼線
石狩追分駅 - 渭ノ津駅 - 和駅

脚注

注釈

  1. ^ 隣接して淡路島の洲本に由来する「洲本」の字もある[5]

出典

  1. ^ a b c 1963年撮影航空写真 MHO-631X-C5-7(1200dpi:ところどころ枕木が確認できる精度の画像)にて駅影確認。Google map上で双方向の駅間距離を旧線トレースにて測定し誤差20m以内であることを確認(駅間距離一致)。国土基本図5000写真図1968年測量12-LD-12に「いのつ」と記載している位置には駅の構造物は全く無いことも確認。
  2. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、834頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、221頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  4. ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 127. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 
  5. ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 125. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 
  6. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、212頁。ASIN B000J9RBUY 

関連項目

外部リンク

国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1963年撮影航空写真 MHO631X-C5-7 写真中央より下半分、札幌方(下側)に向かって写真上で左へカーブを切るあたりに当駅の白いホームと傍の道路脇に待合室の姿が見える。






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