渡辺勉 (写真評論家)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 渡辺勉 (写真評論家)の意味・解説 

渡辺勉 (写真評論家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 12:28 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

渡辺 勉(わたなべ つとむ、1908年5月9日 - 1978年1月17日)は、日本写真評論家写真家

人物・来歴

岐阜県出身。中津商業を卒業。

写真評論、アマチュア写真家の啓蒙、雑誌編集などで、戦前から戦後にかけて活躍。著書多数。評論書のみならず技法書も執筆。

戦前には報道写真家としても作品を発表した。東方社にも参加した。

戦後の活動としては、「世界画報」(1946年創刊)の編集長となったり、木村伊兵衛賞の最初期の選考委員も務めた(具体的には、第2回、第3回および第4回、木村伊兵衛写真賞の受賞者リスト年表)。

晩年は写真誌『アサヒカメラ』で写真批評を行ったほか、社団法人日本写真協会の理事も務めた。

1978年1月17日、胃がんにより東京都新宿区東京厚生年金病院にて死去。69歳[1]

著書

  • 『組み写真の写し方纒め方』(アルス (出版社)、1941年)
  • 『女の写し方』(アルス写真講座・第5巻、アルス、1954年)
  • 『写真の見方・選び方』(近代写真社・カメラ百科叢書、1954年)
  • 『写真の名作鑑賞』(日本カメラ社(ポンカメ・ブックス)、1956年)
  • 『今日の写真明日の写真』(東京中日新聞出版局、1964年)
  • 『写真・表現と技法』(ダヴィッド社、1966年)
  • 『写真とは何か』(朝日ソノラマ(現代カメラ新書)、1975年)
  • 『現代の写真と写真家 インタビュー評論35人』(朝日ソノラマ1975年

共著・監修

主要な展覧会

写真家としての渡辺勉を正面から取り上げたような展覧会は、今まで開催されたことがない。

文献

  • 『日本の写真家 近代写真史を彩った人と伝記・作品集目録』(東京都写真美術館監修・日外アソシエーツ2005年

関連項目

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 訃報欄 渡辺勉氏(写真評論家)『朝日新聞』1978年(昭和53年)1月18日朝刊、13版、23面



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  渡辺勉 (写真評論家)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「渡辺勉 (写真評論家)」の関連用語

渡辺勉 (写真評論家)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



渡辺勉 (写真評論家)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの渡辺勉 (写真評論家) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS