世界画報とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 世界画報の意味・解説 

世界画報

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:54 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
世界画報 第4号

世界画報(せかいがほう)は、世界画報社が1946年(昭和21年)から1950年(昭和25年)まで刊行していたグラフ誌である。

概要

1946年(昭和21年)1月創刊。1936年(昭和11年)創刊の雑誌『グラフィック』(1941年廃刊)を復活させたもので、西園寺公一の出資によって刊行された。編集者として、越壽雄、渡辺勉、木村亨、大谷トキが歴任、報道写真家としては田村茂らが関わった。

雑誌の表紙や構成はアメリカの写真雑誌『ライフ (雑誌)』を意識して作られた。写真を中心に戦争の真実を報道したほか、欧米の科学技術に関する特集記事を中心に掲載している。戦争中、戦争や政治のことを知らされていなかった大衆に、現実のことを知らせることを目的としており、過激な写真も多く掲載されている。1948年6月発行の第3巻第6号では、731部隊で知られる石井四郎をスクープしている。赤字続きで資金繰りが上手くいかなくなり廃刊に追い込まれた。

なお、同時代に国際情報社より出版されていた『世界画報』とは別の雑誌である。

関連項目

参考文献

  • 西園寺公一『過ぎ去りし、昭和』 アイペックプレス 1991年
  • 「横浜事件のころ 細川嘉六さんの「獄中訓」余話」月刊 記録 1991年5月号
  • 田村茂『田村茂の写真人生』 新日本出版社 1986年

脚注




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「世界画報」の関連用語

世界画報のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



世界画報のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの世界画報 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS