浮流油除去作業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 07:37 UTC 版)
「箱崎ふ頭貨物船火災沈没事故」の記事における「浮流油除去作業」の解説
浮流油除去作業については、船舶より大量の油の排出があつたときは、船舶の船長は直ちに、排出された油の防除のための応急措置を講じなければならないとされており、また、船舶所有者(船主)は、直ちに、その防除のため必要な措置を講じなければならないとされているが、船舶からの油流出の規模が、船舶所有者等の対応できる範囲を大幅に超えたため、船舶所有者が手配した業者以外にも、以下に挙げる多くの機関等がその作業にあたった。 福岡海上保安部 福岡市漁業協同組合:油吸着マット等による油回収(協力した漁船は4月26日からの4日間で約50隻。)等 福岡市港湾建設協会 福岡市土木建設協力会 福岡市舗装協会 国土交通省九州地方整備局:清掃兼油回収船「がんりゅう」による油回収 福岡県:各河川の河口付近に油を吸い取るロール状の油吸着マットやオイルフェンスの設置 福岡県警察 福岡市(港湾空港局、環境局、農林水産局、道路下水道局、消防局):オイルフェンスの展張、油吸着マット等による油回収(海上、陸上)、油回収装置によるオイルフェンス内の油回収、消防艇による調査・航走攪拌除去等(港湾空港局で事故の対応に当たった職員は、4月25日から5月12日までで延べ741人であった。) 博多港ふ頭株式会社
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