流派について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 08:46 UTC 版)
「ヒガシ」の流派を天満流、「キタ」の流派を長柄流という呼び方が、昨今では一般的である。実際、踊り以外でも、演奏にもかなりの違いあることは、各地車のホームページ等でも紹介されている。なかには、前者を主流派、後者を非主流派とする見方も存在するが、これはあまり支持できない。両派ともに、それぞれの伝統を守っている点を高く評価しておきたい。ともに大阪市北区(長柄は旧大淀区)なのに、このような呼び方がまかり通っているのは、天満が大阪天満宮を指し、天満宮境内で演奏している講が、今福・蒲生地区(大阪市城東区)の人たちを中心に構成されていることに由来している。よって、大阪天満宮からみて今福・蒲生が東に位置しており同神社で奉納されているので「ヒガシ」が天満流、天満宮からみて長柄が北に位置するので「キタ」が長柄流と呼ばれてきたらしい。
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