「キタ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 07:08 UTC 版)
いわゆる「長柄流」のことである。この古いスタイルで叩いている地区は一部のみに限定される。一力は、曳行時代の「走行速度」を念頭に置いているため、比較的ゆっくりとしたテンポで始まる。二力でも変わらないが、しゃんぎりでテンポはアップし、最終楽章のしゃんぎりではさらにテンポを上げ、最後の“ジキジキジッコン”はアップテンポのままである。踊りは、地車踊りという(※「狸踊り」「狐踊り」と呼ばれることもある)。「運をつく」というゲンかつぎが、踊りの形態の基本とされる。親太鼓の演奏では、バチを回転させるなどアクロバティックな動きをさせる人もいる。この派手な叩き方をとり入れている(「ヒガシ」流の)保存会、講・連は少なくない。また、子太鼓が竹製の細く平たいバチ(もしくはdrumスティックを変形させたバチ)で叩かれるのも、大きな特徴である。
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