流星の道
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さらに1924年(大正13年)5月刊行の第19歌集『流星の道』(新潮社)の中261から289に『太陽』大正11年6月増刊号に「『栄華物語』絵巻に」として掲載された『栄華物語』21首、『人間』大正10年6月号に「をりをりの歌」として掲載された『平家物語』5首とともに「絵巻のために 源氏物語 栄華物語 平家物語」として掲載された。本作が、当初の「活字化しない」という方針に反して歌集に収録され広く知られるように方針が変更されたことの理由として、歌集『流星の道』が与謝野晶子としての関東大震災(1923年(大正12年)9月1日発生)後の最初の出版物であり、震災の影響、特にこの震災によって晶子が長年にわたって書き続けてきた『源氏物語』講義の原稿が失われたことの影響が指摘されている。 『流星の道』は与謝野晶子自身が編集に関わり、1933年(昭和8年)10月に刊行された改造社版の『与謝野晶子全集』の第3巻に収録されているが、このときには漢字と仮名の使い分けなどが一部変更されている。
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