法律的・倫理的な問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/16 04:48 UTC 版)
「ウォードライビング」の記事における「法律的・倫理的な問題」の解説
ウォードライビングは、APからの電波を受信し、そこにAPが存在することを確かめる(と同時に記録する)行為であり、(一般的に誤解されるような)許可されていない無線ネットワークにアクセスするなどのクラッキング行為は含まれない。 ただし、ウォードライビングした者の意図によらず、不正利用を試みる者の存在も想定され、結果を公開することの倫理的な問題については議論がある。 ウォードライビングのコミュニティでは、オープンアクセスポイントの設置者が意図的に公共のものとして公開する考え方がある。 オープンアクセスポイントは、外部への踏み台とされたり、スパムメール送信の踏み台となったりするなどの危険性がある。 また、意図せずアクセスポイントがオープンになっていることへの警鐘や、WEPなどの弱い暗号化方式を用いていることへの警告のためにウォードライビングを行なっているという考え方もある。 なお、日本では、オープンアクセスポイントへの接続は法的には問題とならないが、WEPやWPAといった暗号化が施されているアクセスポイントの暗号を破り接続する行為は、侵入行為にあたり違法である。出荷時設定のままではオープンになっている無線LAN機材もあるため、適切な設定をしてセキュリティを確保する必要がある (無線LANのセキュリティについては無線LAN#無線LANとセキュリティを参照)。
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