油中式(湿式)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 21:29 UTC 版)
チェーンと同じ雰囲気下で使用されるもので、従来のベルトに比べ高い耐久性がありチェーンに比べ摩擦損失が少なく省燃費性に有利となる。チェーンからの置き換えも容易で、2008年に自動車向けで初採用となったフォードの1.8L Duratorq-TDCi (Lynx)ディーゼルエンジンは従来のタイミングチェーンをベルトとプーリーに置き換えている。耐久性ではプジョー208の1.0Lエンジンではメーカー指定の交換時期は18万キロ、10年で、部品メーカーでは寿命は24万キロをうたっている。自動車以外では1990年代以降よりホンダ製の汎用小型4ストロークSOHCガソリンエンジンを採用した発電機やごく一部の刈払い機などで油中式タイミングベルトが使用されている。また、日本メーカーの場合では2010年代以降に開発されたホンダのP10A型直列3気筒DOHC12バルブガソリンターボエンジンに油中式タイミングベルトが採用されている。
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