沢崎浩平とは? わかりやすく解説

沢崎浩平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/17 02:14 UTC 版)

沢崎 浩平
人物情報
生誕 (1933-06-28) 1933年6月28日
日本東京都
死没 1988年1月8日(1988-01-08)(54歳)
出身校 東京大学東京都立大学
学問
研究分野 文学(フランス文学)
研究機関 東京都立大学
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沢崎 浩平(さわさき こうへい、1933年6月28日 - 1988年1月8日)は、フランス文学者ロラン・バルトの翻訳で知られる。

経歴

1933年、東京都生まれ。1957年、東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院に進み、同大学博士課程を1966年に修了。卒業後は母校の東京都立大学仏文科助教授となり、後に教授。

1988年1月2日、同日未明に死去したロシア文学者であった夫人の沢崎洋子[1]の葬儀の打ち合わせ中に倒れ、そのまま死去。享年54歳。前年11月に助教授の足立和浩が46歳で急死した直後のことで、相次ぐ俊秀の死に都立大仏文科は衝撃に襲われた。

研究内容・業績

  • 1985年、ロラン・バルトの著書『Incidents英語版(:アンシダン、:インシデント)』を訳すにあたり、通常「出来事」「偶発事」などと訳されるが、沢崎は「偶景」という言葉を新たに造った。
  • バルト本人の著書での「偶景(アンシダン)」の概念の説明では、「偶発的な小さな出来事、日常の些事、事故よりもはるかに重大ではないが、しかしおそらく事故よりももっと不安な出来事[2][3]」とある。

仏文科助手を務めていた内田樹は沢崎について、「温厚な方であったが、同時にたいへん篤学の人でもあった」[4]と評している。

家族・親族

翻訳

ロラン・バルト

脚注

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