いけやせき‐すいせい【池谷関×彗星】
池谷・関彗星
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/12/03 00:47 UTC 版)
池谷・関彗星(いけや・せきすいせい)は、池谷薫と関勉がそれぞれ独立発見した彗星。以下の2つがある。
- 1 池谷・関彗星とは
- 2 池谷・関彗星の概要
池谷・関彗星 (C/1965 S1)
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「クロイツ群」の記事における「池谷・関彗星 (C/1965 S1)」の解説
詳細は「池谷・関彗星 (C/1965 S1)」を参照 池谷・関彗星は、クロイツ群に属する非常に明るくなった彗星の中で最も新しいものである。この彗星は2人の日本のアマチュア天文家、池谷薫と関勉が互いに15分以内に独立して発見し、フランスのロジェ・リゴレー (Roger Rigollet) は、この彗星の発見位置と運動方向から、すぐにこれがクロイツ群の彗星だと気付いた。彗星はその後4週間で太陽に近づくにつれ急速に明るくなり、10月15日には視等級が2等に達した。近日点通過は10月21日に起こり、世界中の観測者が昼間の空で簡単に見ることができた。明るさは推定で−17等にも達し、満月よりも遥かに明るくなり、また1106年以降に見えた全ての彗星よりも明るくなった。 日本の天文学者たちはコロナグラフを使って観測を行い、近日点通過の30分前に彗星が3つの破片に分裂するのが観測された。11月上旬に彗星が朝の空に再び現れたとき、3つの破片のうち2つは明瞭に観察できたが3つ目はよく見えなかった。彗星は25°の長さの明るい尾が発達し、11月を通してゆっくりと暗くなっていった。最後に観測されたのは1966年の1月だった。
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