永久失格処分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:12 UTC 版)
「モハメド・ビン・ハマム」の記事における「永久失格処分」の解説
上記の買収問題による暫定職務停止処分の後、2011年7月23日、国際サッカー連盟の倫理委員会がハマムの永久活動資格停止処分を決定した。これによりハマムはサッカー界から永久追放されることとなり、同日AFC会長から正式に解任され、2011年7月29日からAFC会長代行を張吉龍が務めていた(ハマム解任後、2013年5月2日のAFC臨時総会でAFC会長選挙が行われ、バーレーンサッカー協会会長のサルマンがハマムの次のAFC会長として正式に就任した)。その後、2012年7月19日、ハマムの処分取り消しの訴えを受けたスポーツ仲裁裁判所(CAS)は、ハマムに対するFIFAの永久活動停止処分を証拠不十分で無効とする決定を下した。CASは今回の処分取り消し決定は証拠が不十分だったためであり、ハマムの潔白が証明されたわけではないとしている。これを受け、FIFAはCASの処分取り消し決定を懸念していると表明した。これを受け、同年7月26日、FIFAは新たに最長90日間の暫定的な活動停止処分をハマムに科し、ハマムの不正の調査を継続すると発表した。暫定処置処分は、FIFAから独立して再編され、2012年7月25日に活動を始めた新倫理委員会の要請で決めた。倫理委員会はハマムの金銭や、契約管理に不正の疑いがあったとする米会計事務所の報告書に基づいて調査を今後も継続していく方針であった。暫定的活動停止処分は延長され続け、2012年12月7日、FIFAは12月7日までのハマムの暫定的活動停止処分をさらに延長した。同年12月13日、FIFAはハマムの調査を証拠不十分で打ち切ったが、ハマムの暫定的活動停止処分は継続すると発表した。12月15日、ハマムはサッカー界での全ての役職を辞任すると文書でFIFAに伝えた。12月17日、FIFAは、ハマムに対して再び永久活動停止処分を下した。
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