水道用水の補給
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 16:37 UTC 版)
佐賀平野の水需要は、人口集中と産業発展により増加傾向にあり、特に西部地域では過剰な地下水汲み上げにより広範囲で地盤沈下が発生し、水源転換が求められていた。それに対応するため、前述の流水維持機能と同じ仕組みにより筑後川などや巨勢遊水地から導水し、嘉瀬川経由で利水ポンプで佐賀西部地域への水道用水(最大0.65立米/秒=5.6万立米/日)を補給する。水利経路を整理すると後述のようになる。 佐賀東部水道企業団構成自治体は、佐賀市、神埼市、吉野ヶ里町、基山町、上峰町、みやき町であり主要水源は筑後川水系江川ダム、寺内ダムおよび筑後大堰に設定されている。 佐賀西部広域水道企業団構成自治体・組合は多久市、武雄市、小城市、嬉野市、大町町、江北町、白石町、西佐賀水道企業団(佐賀市・小城市・白石町)であり (2008年(平成20年)4月時点)、主要水源は嘉瀬川(嘉瀬川ダム)および巨勢川調整池である。よって渇水時には間接的に佐賀東部導水や筑後大堰からも取水する形態となる。
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