民主化後の裁判
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 15:10 UTC 版)
2005年に同国最高裁判所は、軍政下の犯罪を不問とする恩赦法に違憲判決を下した。これ以降、拉致、拷問、殺害に関与した元軍幹部らに対する有罪判決が相次いでいる。2008年に終身刑判決を受けたルシアーノ・ベンハミン・メネンデス元司令官は、「共産主義から国家を守るための戦争に従事した軍司令官を罰するのは間違いだ」と主張した。 2011年12月にビデラは大統領在任中の人権侵害の罪で終身刑の判決を受けた。2012年4月にビニョーネも56人を誘拐、拷問した罪を問われ、禁錮25年の有罪判決を受けた。これに加えて、両者は2012年7月に、政治犯の囚人から赤ん坊を略取、隠匿した罪によりそれぞれ禁錮50年、禁錮15年の刑が加算されている。
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