死後の崇敬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:50 UTC 版)
マリアの遺体は今でも彼女が暮らしていたサンタ・カタリナ・デ・シエナ修道院に保管されている。毎年、彼女が亡くなった2月15日(マリア・デ・レオンの祝日)にはガラスの棺に納められた彼女の遺体が公開展示される。この棺は、遺体の発掘に立ち会った海賊アマロ・パーゴが寄贈したものだ。多くの巡礼者や信奉者が彼女の不朽体を見たいと希望するため、棺は次の日曜日にも公開される。 19世紀に列聖審査のため彼女の生涯が公式に調査し始められたが、調査はすぐに終了した。1992年、彼女の列聖申請が再びバチカンに提出されたが、審査の結果はまだ出ていない。1771年から存在する文書には彼女の執り成しの祈り(英語版)による奇跡が1251個記録されているにも関わらず、列聖審査に進展がないことに列聖申請の支持者は落胆している。 彼女はまだ公式には聖人として認定されていないが、スペインの他地域におけるアビラの聖テレサ、イタリアにおけるシエナの聖カタリナ、ペルーとラテンアメリカにおけるリマの聖ローサと同様、カナリア諸島で崇敬されている。
※この「死後の崇敬」の解説は、「マリア・デ・レオン」の解説の一部です。
「死後の崇敬」を含む「マリア・デ・レオン」の記事については、「マリア・デ・レオン」の概要を参照ください。
- 死後の崇敬のページへのリンク