武林クロスロードとは? わかりやすく解説

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武林クロスロード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/16 00:46 UTC 版)

武林クロスロード』(ぶりん - )は深見真による日本ライトノベル。、イラストはRebis。ガガガ文庫(小学館)より、2007年5月からシリーズ4冊が刊行されており、第4巻で第1部が完結している。


この作品はレーベル上、ライトノベルに分類されるものの、ジュブナイルポルノに分類すべきであると評される[誰?]ほど過激な性表現や暴力表現が満載の内容。2巻では帯に「注意!本作には暴力シーンその他過激な表現が含まれています」、巻頭に「この小説には暴力シーンやその他過激な表現が含まれています。未成年の観賞の関しては、周囲の大人、保護者の皆様のご配慮をお願い致します。」と注意書きが書かれている。

作者はあとがきにおいて編集者から「なんでもやっていい」と了解を得たうえで本作を執筆したことを明かしている。

ストーリー

世は皇帝バラカン・ルカンの親衛隊「五鎖衆」を頂点とする暴力により民を支配するルカン朝の時代……。

ルカン朝の圧政に反旗を翻した最強の拳士「拳神雷」は「五鎖衆」との闘いに敗れ、生きたまま鎖に繋がれ辱めを受けることとなった。

時は流れ、大陸の辺境に位置する霊峰・コルンでコウ地仙の弟子・リョウカはルカン朝打倒を志し、武侠の最高位「双天武王」の称号を目指して旅に出る。

その途中、山賊の一味に襲われたリョウカは鎖でその身を封印された謎の女武侠と遭遇、封印を解く代わりに迫る危険から護って貰う約束を交した。解き放たれた女武侠は鈍りきった身体でありながら盗賊一味を瞬殺する。誰あろう、この女武侠こそ、レイ・シュンライ───かつて「五鎖衆」との闘いに敗れ囚われの身となっていた「拳神雷」その人だったのである。伝説の武侠との、運命の出会い…こうして、シュンライに弟子入りしたリョウカは共に旅を続ける事となる。

長い苦難の旅路の中、徐々に増えてゆく志を共にする仲間たち、明かされる、リョウカがその身に宿した古よりの一族の秘密…しかし彼女たちは知らない、その先に待ち構えている、想像だにしなかった巨大な運命と時代のうねりを……。

登場人物

リョウカ
孤児であったところをコウ地仙に拾われ、育てられた14歳の少女。ルカン朝の圧政に反旗を翻すべく、武侠の最高位「双天武王」の称号を得るため旅に出る。
ある一族の生まれであり、特殊な体質をしている。
レイ・シュンライ
北天獣形拳を極めた「拳神雷」。皇帝の親衛隊「五鎖衆」との闘いに敗れ、生きたまま鎖に繋がれ囚われの身となっていたが、山賊に襲われていたリョウカを救ったことからルカン朝打倒を目指して共に旅をする。
堂々たる体躯の女丈夫。一人で一軍を屠る「破軍武侠」であると同時に、一人で城を落とせる「破城武侠」でもある。
ホウショウ
かつて名軍師として名を馳せたが、皇帝の不興を買い両腕を切断されたうえギョウサイの町に追放された女主人。
リラン
ホウショウが名軍師と讃えられていた頃から召使いをしている少女。ギョウサイの町で主人のホウショウと寂しく暮らしている。
オンリン
シュンライの妹分であった少女。シュンライが「五鎖衆」に敗れ囚われて以降、朝廷の追っ手から逃げまどう日々を過ごしているうちに盗賊団の首領となる。
ヒュンラ
ギョウサイの町を管轄する南部第一軍を率いる女将軍。シュンライに部下が次々と倒される中、一対一の「賭身戦」を申し出る。
ランガン
ギョウサイの町の太守。残虐非道かつ悪趣味な性格で住民に恐れられている。

書誌情報

  1. 2007年5月29日初版 ISBN 978-4-09-451005-8
  2. 2007年11月16日初版 ISBN 978-4-09-451039-3
  3. 2008年7月23日初版 ISBN 978-4-09-451083-6
  4. 2009年5月24日初版 ISBN 978-4-09-451138-3

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