武家新制とは? わかりやすく解説

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新制

(武家新制 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/09 03:00 UTC 版)

新制(しんせい)とは、平安時代中期から南北朝時代にかけて天皇上皇勅旨に基づいて制定された成文法典(「公家新制」)。「新制の官符」という意味で制符(せいふ)とも呼ばれる。なお、鎌倉幕府寺院でもこれを模範として似たような法典が整備され、前者を「武家新制/関東新制」、後者を「寺社新制/寺辺新制」と称して、広義の新制に含める場合がある。


  1. ^ 早川庄八「起請管見」(初出:関晃先生古稀記念会 編『律令国家の構造』(吉川弘文館、1989年)・所収:早川『日本古代の文書と典籍』(吉川弘文館、1997年)。1997年、P247-257)。なお、早川は新たな禁制という意味での「新制」の語は『延喜式』や延喜延長期の太政官符などにも見られ、過差禁止や荘園整理令をその延長上に置く立場から、11世紀以前における中世的な「新制」の存在を認めない立場を取る。
  2. ^ 西田友広「衾宣旨とその効力」(『鎌倉幕府の検断と国制』(吉川弘文館、2011年) ISBN 978-4-642-02902-5 第2部第1章)


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