正月三ヶ日
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 05:41 UTC 版)
1940年(昭和15年)、雑誌『中央公論』1月号(第55巻第1号)に掲載。同年12月20日に新声閣より単行本刊行。 スケッチ風の短編小説。20年来の友人同士の飯田と松本が、それぞれの妻(町子、友枝)を連れて大晦日の晩に東京を旅立ち、熱海で除夜の鐘を聞き、伊豆をひとまわりして正月三ヶ日を送る物語で、細君同士の会話、夫婦の会話を通じて、女の心理が描かれている。40歳を少し過ぎた倦怠期の夫婦が、旅行中に互いに刺激し合い、微妙な新しい愛情に再び目覚めてゆく様が、さわやかにほのぼのと描かれていると巌谷大四は評している。
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