歌われる場・誦読される場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/17 01:33 UTC 版)
「聖三祝文」の記事における「歌われる場・誦読される場」の解説
正教会における時課・私祈祷の始まりは「天の王」「聖三祝文」「至聖三者(への祈り)」「天主経」によって開始される。 復活祭期(復活大祭後40日間)にはパスハの讃詞が「天の王」に代わって用いられるが、聖三祝文は年間を通じて用いられない事は無い。 以下の場面で用いられる。 時課の始まり (晩課・早課を含む)時課の最中 聖体礼儀の、使徒経・福音経の読まれる直前 パニヒダ 埋葬式の最中、および出棺時 その他殆どの公祈祷で読まれるか歌われる。 特に埋葬式においては、出棺時に歌われる。墓地が埋葬式を行う聖堂から遠く離れておらず、かつ土葬する場合には、墓地まで棺を伴って行進しつつ、先導する詠隊(聖歌隊)が聖三祝文を歌う。この際の聖三祝文は作曲されたものなどを用いず、伝統的な旋律と和声で歌われる。 但しこれは土葬の習慣のある東欧の場合であって、日本では異なっている。日本正教会では聖堂から出棺を行い、火葬場に向う霊柩車に棺をのせるまでの間のみ、聖三祝文を歌う事が一般的である。
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