復活祭期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/11 22:02 UTC 版)
復活大祭の後、昇天祭までの40日間の時期を、復活祭期と呼ぶ。ハリストスが弟子たちとともにいた期間の象りであり、人によっては復活祭期をも復活祭と呼ぶ。歓びの時期であり、この期間は復活大祭と同様、祈祷はつねに立って行う(叩拝したり跪いて祈ることをしない)。 復活大祭の後の一週間は特に光明週間と呼び、この間はイコノスタシス中央の王門が開いたままにされる。光明週間の間は斎(ものいみ)が解禁となり、水曜日や金曜日の食事の節制は行われない。 詳細は「光明週間」を参照 復活祭期の間も、復活祭のいくつかの要素が引き続き用いられる。通常の時期と異なり、祈祷の開始には「天の王」(聖神への祈り)のかわりに「パスハの讃詞」、祈祷の終了のマリヤへの聖歌は「常に福にして(つねにさいわいにして)」のかわりに「#新たなるイェルサリム」を用いる。 「ハリストス復活」「実に復活」の応答は復活祭期の間、正教徒の間では、あいさつとして用いられる。このようにして、いわば40日間がひとつの日であるように祝い続けられるのである。
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