欧米における自主映画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 06:57 UTC 版)
詳細は「インディーズ#世界の映画・音楽産業におけるインディー」を参照 欧米では、インディペンデント映画と表記する場合、ハリウッドのメジャースタジオ6社の傘下に属していない独立資本やアートハウス系のスタジオなどをインディペンデントとして扱う。 それらのインディペンデント系作品は、大抵がローバジェット(小規模予算)で、上映系列も非常に限定されている事が多い。ただし、ローバジェットと言っても、メジャーと比較してのローバジェットであり、金額にして10億円程度と、日本の商業映画と同程度の予算である。 例えば、日本国内では商業映画として扱われている、日本人監督の北野武の映画は、基本的に海外ではインディペンデント映画と見做されている。 製作から上映する映画館まで、全てが産業構造として組み込まれているメジャーに対して、映画単体を独立製作しているという意味でのインディペンデント、という認識である。 制作費を出資・調達するプロデューサーや映画会社などの圧力を避けるために自己資金で製作を行う事がある。その最も極端な例が『スター・ウォーズ(SW)』シリーズで知られるジョージ・ルーカスで、キャラクタービジネスで巨万の富を築いた彼は、SW新3部作では制作費を自ら出資、製作において絶対的な権限を握った事から、「世界で最も贅沢なインディーズ映画」と言われている。
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