欠席者の投票
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 08:36 UTC 版)
2010年(平成22年)3月31日の本会議で、自由民主党議員の若林正俊は、平成22年度NHK予算の承認案件など10件について、自分の議席のボタンのほかに、採決の際に議場にいなかった隣の自民党議員の青木幹雄の議席のボタンを押して投票した。2日後、若林はこの責任を取って参議院議員を辞職した。 代理投票をした理由としては、参議院本会議で導入されている押しボタン式投票では、有権者が個々の議員の投票先が容易に閲覧できる仕組みになっていることから、棄権が多くなると国会欠席で政治活動が怠慢であるとして、有権者にネガティブな印象を与えてしまうために、青木から代理投票を依頼されたと推測されたが、若林は記者会見で「魔が差したとしか言いようがない」「青木さんから依頼されたことはない」と謝罪・釈明を行い、青木からの代理投票の依頼を否定した。
※この「欠席者の投票」の解説は、「押しボタン式投票」の解説の一部です。
「欠席者の投票」を含む「押しボタン式投票」の記事については、「押しボタン式投票」の概要を参照ください。
- 欠席者の投票のページへのリンク