機構・運行管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/07 20:17 UTC 版)
「成田空港第2ターミナルシャトルシステム」の記事における「機構・運行管理」の解説
各シャトルに車輪はなく、代わりにエアーパッドの孔から噴出される圧縮空気により約0.1mm浮上させて摩擦をなくす空気浮上方式が採られた。車両の水平移動は直径26mmワイヤーによる牽引によって行われ、巻き上げ機は本館側の乗降場裏に設置されていた。 2つのレーンにそれぞれ2台のシャトルが配置されており、レーンを共有するシャトルはケーブルカーのように同時に出発してレーン上で行き違って運行された。レーンの両脇にはガイドレールが設けられ、横風や重量バランスの不均衡があっても支障なく運行できるようになっていた。ガイドレール下部にはシャトルへの電源供給用のパワーレールが置かれ、ここで取得した240ボルトの電気によりドアや上記圧縮空気を送るブロワが稼働していた。 シャトルには乗務員が搭乗していなかったが、本館駅直下の監視室で監視カメラや電光パネルを使って運行制御やモニタリングが行われており、必要な場合には乗降客へのアナウンスもここから出された。非常時に備えたスタッフも乗降場に常駐していた。
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