横浜線地下化推進運動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 19:29 UTC 版)
沿線の相模原駅は長年にわたり、アメリカ軍補給廠が北側にあった関係で、南側の整備が進められてきた。しかし北側がアメリカ軍から日本政府に返還され、今後はコンベンション施設や行政機能などの都市機能の集約化が検討されているが、横浜線の相模原駅周辺は現在地上路線であることから、当時の相模原市長・加山俊夫は「横浜線が地上を走っていることが分断要因。南北一体で繁栄させねばならない」と、立体交差化を進めつつ、小田急多摩線との延伸も絡ませて、立体交差化の推進のために横浜線の地下化、ないしは高架化のどちらかで検討しているが、地元住民からは「立体交差化であるならば地下化を」という要望書が出されているとされる。 しかし、課題も多く、ネックとなっているのは地下化のための建設費用に数百億円程度の資金投入が必要になること、その大半は相模原市の行政負担を強いられる点、2つ目に橋本駅 - 相模原駅の間の主要な道路3本中のうちの2つがすでに立体交差化されており、踏切が交通のボトルネック(障壁)にはなっておらず、国道16号の慢性的な混雑緩和が必要、さらに小田急多摩線の延伸による地下化の拡大、ペデストリアンデッキ(歩道橋)の活用などをあげており、相模原の未来を考える会においては、地下化・高架化は慎重を期するべきとする意見もある。
※この「横浜線地下化推進運動」の解説は、「横浜線」の解説の一部です。
「横浜線地下化推進運動」を含む「横浜線」の記事については、「横浜線」の概要を参照ください。
- 横浜線地下化推進運動のページへのリンク