模擬機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 03:46 UTC 版)
「フライトシミュレーション」の記事における「模擬機器」の解説
飛行機、回転翼機、滑空機用が開発されている。基本的に航空機メーカーが開発しているが、RedbirdやPrecision Flight Controlsなどの専門会社から多数のメーカーに対応した汎用品が販売されている。なお日本では滑空機について国土交通大臣が承認した模擬飛行装置、飛行訓練装置は無い。 ヨーロッパの民間航空機の認証を行う合同航空当局ではFlight Simulator(FS)、Flight Training Device (FTD)、Flight and Navigation Procedures Trainer (FNPT)、Other Training Device (OTD)の4種に分類している。 訓練生が座る操縦席の後部に教官席を設け、気象の変更や故障発生をコントロール出来るようにした機器もある。 軍用機では飛行以外にも任務に必要な機器の操作訓練も必要なため、早期警戒機や哨戒機など飛行よりも搭載した機器の操作が重要な機種では、Weapons system trainer(WST)と呼ばれる訓練装置を使用する。F-35は操縦から武装使用など実戦的な訓練も可能なフルミッション・シミュレータ(FMS)を用意し、復座型による訓練を不用としている。 かつては搭乗員の天測航法訓練を行うため、フライトシミュレータとプラネタリウムを組み合わせた『天測航法訓練装置』が存在した。 フライングブーム方式の空中給油ではブームを操作する乗員の訓練が必要となるため、画面上に航空機やブームを表示するシミュレータがある。 航空管制官の訓練に使用する『管制シミュレータ』もあり、テクノブレインのような専門メーカーが存在する。
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