模型用動力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 06:39 UTC 版)
小型(排気量20 cc以下)の模型用エンジンはシリンダーそのものが小さく、火花点火用のプラグを組み込むことが事実上不可能であるため、現在でもグローエンジンが主流である。特に、ラジオコントロールの模型航空機においては、近年(1980年代以降)まで他に適当な(軽量・高出力の)動力が存在しなかったことから、ほぼグローエンジンの独擅場であった。 かつて、模型用グローエンジンは2サイクルが主流で、排気量0.2 cc程度の超小型のものから30 cc程度のものまで存在していた。しかし、現在では3 - 4 cc以下のものは、多くがリチウム電池(もしくはニッケル水素電池)とモーターの組み合わせに取って代わられつつある。 燃料はメチルアルコールが主成分で、それに潤滑油としてヒマシ油など、燃焼促進用の添加剤としてニトロメタンなどを混入したものが用いられる。
※この「模型用動力」の解説は、「グローエンジン」の解説の一部です。
「模型用動力」を含む「グローエンジン」の記事については、「グローエンジン」の概要を参照ください。
- 模型用動力のページへのリンク