楽団カチューシャによる詞とは? わかりやすく解説

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楽団カチューシャによる詞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/10 13:53 UTC 版)

トロイカ」の記事における「楽団カチューシャによる詞」の解説

日本一般に広く歌われている楽団カチューシャによる「訳詞」では、元のロシア語の詞と異なり明る内容となっている。そのため、カチューシャ面々間違えて、ピョートル・ブラーホフ (Булахов, Пётр Петрович)がピョートル・ヴャゼムスキー (Вяземский, Пётр Андреевич) の詞に曲をつけた「トロイカ («Тройка»)」(正題: «Тройка мчится, тройка скачет»; トロイカ駆ける、トロイカ跳ぶ)を訳したため、このような歌詞定着してしまった、という説が信じられてきた。しかし、実際に歌詞をつけたカチューシャ団員おくじの証言によれば歌詞付けたのは昭和27年(1952年)、当時楽団巡演事前に行っていた歌唱指導用の曲を新しく別のものにする必要があり、その時トロイカ」の美しメロディーに気がついた。団員宮尾長治富山友正と一緒にその場歌詞を「合作」した。曲が「淋しすぎるため、早くリズミカルに演奏しソヴィエト若者明る喜び表現した」。ブラーホフ作曲の「トロイカ」と歌詞似たのは偶然で、当時はブラーホフ版の原詞入手できなかったそうである。従来正しくカチューシャ作詞」として楽譜集掲載されいたもの誤って訳詞」として掲載され、それが定着したため、上記のような間違えて歌詞をつけた」という説が広まり信じられるようになった、というのが真相である。 楽団カチューシャの歌詞は: 白樺並木 夕日映える 走れトロイカ ほがらかに 鈴の音高く 響け若人の歌 高鳴れバイヤン 走れトロイカ かろやか粉雪蹴って 黒い瞳が待つよ あの森越せば 走れトロイカ 今宵は 楽しい宴

※この「楽団カチューシャによる詞」の解説は、「トロイカ」の解説の一部です。
「楽団カチューシャによる詞」を含む「トロイカ」の記事については、「トロイカ」の概要を参照ください。

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