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楠見朋彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/16 00:47 UTC 版)

楠見 朋彦(くすみ ともひこ、1972年10月10日 - )は、日本小説家歌人である。

経歴

大阪府出身、立命館大学文学部哲学科卒業。1994年塚本邦雄に師事。

大学卒業後、塚本邦雄創刊の歌誌『玲瓏』の会員として活動。1999年平成11年)、「零歳の詩人」で第23回すばる文学賞を受賞し小説家デビュー。2000年(平成12年)、同作品で第122回芥川龍之介賞候補、「マルコ・ポーロと私」で第123回芥川龍之介賞候補。『マルコ・ポーロと私』で咲くやこの花賞受賞。2005年(平成17年)、「小鳥の母」で第133回芥川龍之介賞候補。2010年(平成22年)、『塚本邦雄の青春』(ウェッジ、2009年)で第8回前川佐美雄賞受賞。同年、歌集『神庭の瀧』(ながらみ書房)を刊行。2010年度半どんの会文化賞・現代芸術賞受賞。

作品

  • 『零歳の詩人』(2000年1月、集英社
  • 『マルコ・ポーロと私』(2000年7月、集英社)
    • 初出:『すばる』2000年5月号
  • 『釈迦が寝言』(2001年11月、講談社
  • 『ジャンヌ、裁かるる』(2003年3月、講談社)
  • 『塚本邦雄の青春』(2009年2月、ウェッジ文庫)
  • 『神庭の瀧』(2010年10月、ながらみ書房)
  • 『遅れて来たメッセンジャー』(2011年10月、ティアオ)
  • 『グレーの時代 3・11から1・17へ』(2014年6月、短歌研究社
  • 前川佐美雄 二十世紀を力強く生き抜いた昭和の大歌人』(2018年11月、コレクション日本歌人選:笠間書院

単行本未収録作品

  • 五人の六つ子(『すばる』2000年12月号)
  • 軌道 瞳孔のまだ開ききらないフランツ・フェルディナントのためのパヴァーヌ(『すばる』2002年1月号)
  • リッピの愛人(『文學界』2002年11月号)
  • ビロード劇場(『すばる』2003年6月号)
  • ラジオアクティブ・ラブ(『文學界』2004年6月号)
  • 小鳥の母(『文學界』2005年6月号)
  • 栄螺のある陸(『文學界』2005年11月号)
  • 彼らのスピン(『すばる』2005年12月号)
  • 異境(『すばる』2006年4月号)
  • 完璧な朝食(『群像』2006年9月号)
  • 相聞(『すばる』2007年2月号)
  • 母の記念日(『文學界』2007年6月号)
  • 第二シーズン(『新潮』2008年2月号)
  • 司馬遷の墓(『文學界』2012年6月号)
  • 滅びの後の音楽 MUSIC AFTER DISASTER(『すばる』2013年6月号)

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