検察官の職名とは? わかりやすく解説

検察官の職名

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 14:10 UTC 版)

検察官」の記事における「検察官の職名」の解説

検事正 検察官の職名の一つで、地方検察庁の長。一級検事をもって充てられる。所属地方検察庁並びにその管轄区域内の区検察庁職員指揮監督する(検察庁法第九条)。 次席検事 検察庁法ではなく検察庁事務章程2条定められている職。高等検察庁及び地方検察庁それぞれ1名が置かれ、その庁に所属する検察官の中から法務大臣任命する所属する庁の検事長又は検事正職務助けまた、検事長又は検事正事故のあるとき、又は欠けたときは、その職務臨時に行う。また、記者会見出席し発表を行う。 三席検事 検察庁事務章程四条三項、検察庁事務章程四条第四項に定められている職務組織内に部が設置されない比較規模小さな地方地方検察庁非部制庁)にそれぞれ1名が置かれ、その庁に所属する検察官の中から法務大臣任命する所属する庁の検事正次席検事双方事故のあるとき、又は欠けたときは、その職務臨時に行う。 部長 検察庁事務章程6条に定められている職。最高検察庁高等検察庁東京地方検察庁大阪地方検察庁と言った首都圏内位置する比較規模大き地方検察庁東京区検察庁には、庁ごとに検察庁事務章程別表第一において規定された部が設置される。その検察庁の部(臨時の部を除く)には、責任者として部長置かれ、その庁に所属する検察官の中から、法務大臣により任命される。その部の所管事務総括し所属職員指揮監督を行う。 各検察庁によって設置される部は異なるが、具体的には、総務部長刑事部長特別捜査部長、特別刑事部長、公安部長交通部長、公判部長等がある。 支部長 検察庁事務章程三条規定されている職務高等検察庁支部、及び、地方検察庁支部それぞれ一名置かれ、その支部勤務する検察官の中から法務大臣任命する支部に関する庁務掌理し、支部職員指揮監督する。 上席検察官 検察官の職名の一つ2人上の検事又は検事及び副検事所属する区検察庁それぞれ1名置かれ検事をもって充てられる。区検察庁の長として、職員指揮監督する。 上席検察官置かれない区検察庁においては所属検事又は副検事副検事2人以上属す場合検事正指定する副検事)が区検察庁の長として、職員指揮監督する。

※この「検察官の職名」の解説は、「検察官」の解説の一部です。
「検察官の職名」を含む「検察官」の記事については、「検察官」の概要を参照ください。

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