椎原国幹とは? わかりやすく解説

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椎原国幹

(椎原与右衛門 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/04 15:38 UTC 版)

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椎原 国幹
時代 江戸時代末期幕末) - 明治時代後期
生誕 文政3年(1820年
死没 1899年明治32年)10月26日
改名 鉄太郎(幼名) → 予三次 → 与右衛門 → 国幹
別名 号:厚助
幕府 江戸幕府
薩摩藩
父母 :椎原国紀
兄弟 、国蕃、国幹
嘉八郎、春子(川村純義
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椎原 国幹(しいはら くにもと、文政3年(1820年) - 1899年明治32年)10月26日)は、江戸時代末期から明治時代後期にかけての薩摩藩士鹿児島県典司、島津家家令西郷隆盛の母方の叔父

来歴・人物

鹿児島市の平馬場(現在の中山町付近)に生まれる。長男にあたる隆盛とは年齢が近かったため、実際にはのような存在であった。なお、『本藩人物誌』に登場する、島津義弘殉死した椎原与右衛門国林は先祖にあたる。薩摩藩士時代の家格は代々新番であることが、「鹿児島県史料 旧記雑録拾遺 伊地知季安著作史料集六」の『御家忠死略称』より分かる。

薩摩藩では諸受持掛御郡奉行、維新後は鹿児島県の民事総裁を務めた。1877年明治10年)の西南戦争では西郷軍に付くが、敗戦と同時に延岡で降伏、宮城監獄にて2年間服役した。嫡子である嘉八郎も西郷側に従軍したが、銃創を負い、宮崎病院にて20歳で死去した。・春子は川村純義に嫁いだ。

服役後は鹿児島県教育発展後進育成に尽力し、1881年(明治14年)には公立鹿児島学校校長に就任。のち、島津忠済の家令も努めた。80歳

系図

                    大久保利通━━━利武
                  西徳二郎━━━竹一 ┃
      西郷吉兵衛              ┃  ┃
         ┃               ┣泰徳┣━━利謙
         ┣━━━━隆盛         ┃  ┃
         ┃         ┏鉄太郎━武子  ┃
        ┏政佐  川村純義  ┃       ┏栄
        ┃     ┃    ┃  近藤廉平━┫
椎原国紀━━━━┫     ┣━━━━┫       ┗廉治
        ┃     ┃    ┗常子      ┃
        ┗国幹━━━春子    ┃       ┃
                    ┃       ┃
                    ┃      ┏泰子
            ┏━伝蔵    ┣━━━━━━┫
            ┃       ┃      ┗正子
      橋口与三次━┫       ┃       ┃
            ┃       ┃       ┃
            ┗━樺山資紀━━愛輔      ┃
                            ┃
                            ┃
                     白洲文平━━━次郎

                     

関連文献

  • 「鹿児島県の中等教育の変遷 中学造士館を中心に」(山田尚二、1979年(昭和54年))
  • 「郷土と日本を築いた熱き薩摩の群像700名」(下竹原弘志編、1990年(平成2年))
  • 「百年誌 龍門」(鹿児島県立加治木高等学校百年誌編集企画委員会編、1997年(平成9年))
  • 「樟風遙か 甲南高校創立百周年 同窓会記録誌」(甲南高校創立百周年記念事業同窓会実行委員会編、2006年(平成18年))



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