植物・漢方薬に由来するもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 01:03 UTC 版)
「入浴剤」の記事における「植物・漢方薬に由来するもの」の解説
古代エジプトでは香油と花と共に入浴した。古代メキシコでも、大地の女神トシへの信仰もあるが、薬草などを体の治療目的で風呂に投入して、貴賤の別なく毎日入浴が行われていたという記述が残っている。 日本でも浴用に薬用植物が盛んに利用され(薬湯)、江戸時代には皮膚病の治療目的で処方されていた。古くから慣習としてあるものに端午の節句の菖蒲湯、冬至の際に柚子を入れる柚子湯などがある。貝原益軒の『養生訓』の「五木八草湯」に記載されている植物には、桑・楡・桐・菖蒲・忍冬などがある。大子温泉のりんご湯のように、温泉地の名物として、植物を風呂に入れる場合も存在する。日本では明治中期になって種々の生薬を配合したものを布袋に入れて商品化されるようになった。
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