核兵器保管所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/06/20 08:11 UTC 版)
「戦略空軍 (フランス軍)」の記事における「核兵器保管所」の解説
特別弾薬補給処(Dépôts ateliers de munitions spéciales:DAMS)にはASMP-A巡航ミサイルと海軍航空隊に配備されている核兵器を集約し厳重に保管されている。その後、無誘導核爆弾は退役し空軍と海軍にはASMP空中発射巡航ミサイル用の核弾頭のみとなっている。 2008年には現役の戦略空軍用基地はサン=ディジエ=ロバンソン空軍基地、イストル=ル・テュベ空軍基地、アヴォール空軍基地、リュクスイユ=サンソヴェール空軍基地およびモン=ド=マルサン空軍基地の計5ヶ所となっている。2008年3月にニコラ・サルコジ共和国大統領の発表により戦略空軍は保有機40機態勢に縮小された上でリュクスイユ基地とモン=ド=マルサン基地の2ヶ所が閉鎖される予定。 従来、ミサイルと核弾頭は同一箇所に保管されていたが、2010年7月に再編成されASMP-A巡航ミサイルの配備によって特別弾薬補給処は役割を失う。これ以降、ミサイルと核弾頭は分離保管され、核弾頭はK建造物と呼称される場所に保管され、分離された核兵器システムは活動前に実装され飛行隊に引き渡される。 既存の核運用能力をもつ5つの基地のうちイストル、サン=ディジエ、アヴォールの3ヶ所は改装され、モン=ド=マルサンについては保持される可能性があるも、リュクスイユについては核運用施設は閉鎖され一般基地化される。
※この「核兵器保管所」の解説は、「戦略空軍 (フランス軍)」の解説の一部です。
「核兵器保管所」を含む「戦略空軍 (フランス軍)」の記事については、「戦略空軍 (フランス軍)」の概要を参照ください。
- 核兵器保管所のページへのリンク