株主総会運営による不手際
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 06:19 UTC 版)
「コシダカホールディングス」の記事における「株主総会運営による不手際」の解説
2017年8月期定時株主総会(2017年11月24日開催)の招集手続きに対し、不手際があった。「上場会社にあるまじき」と評している株主総会運営に詳しい弁護士もいる。 コシダカホールディングスは、会計監査人(新日本監査法人)の監査報告書と監査等委員会の監査報告書を受領する前に招集通知を発送した。結果としては、2017年11月17日に監査報告書を入手し、24日の株主総会は無事に開催された。コシダカホールディングス側は「事務処理ミス」としているが、「招集手続きの瑕疵として株主から株主総会決議取り消し訴訟を起こされてもおかしくないケース」と指摘する弁護士もいる。 また、会計監査人から「多岐にわたる勘定科目の残高の誤り」、「関係会社株式評価プロセスの運用不備」など4項目の指摘を受け、内部統制に関して開示すべき重要な不備があったとし、同年11月30日に内部統制報告書を関東財務局に提出した。 その後、同社は会計コンサルタントの指導に基づく決算財務報告プロセスの見直しを行った。また、経理、決算業務にあたる専門知識を有する人材、および内部統制に関する専門知識を有する人材の補充を行うことにより、再発防止策を講じている。
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