株主代表訴訟

証券用語集

株主代表訴訟

株主が会社に代わって、取締役を相手に損害賠償を求める訴訟。
取締役が違法行為を行ったり、著しい判断ミスによって会社に損害を与えたにもかかわらず、会社がその責任を追及しなかった際、６カ月以上株式を保有している株主であれば誰でも、その取締役に対して提訴することができます。ただし、株主が勝訴した場合でも、賠償金は取締役が損害を与えた会社に入ることになっています。最近の例では、２人の株主が、「違法な談合を行った」として前会長ら３人の元役員を相手に行った日立製作所のケースや、神戸製鋼所による総会屋への利益供与事件などが代表的です。