柳澤健 (ノンフィクション作家)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 柳澤健 (ノンフィクション作家)の意味・解説 

柳澤健 (ノンフィクション作家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/02 23:55 UTC 版)

柳澤 健
(やなぎさわ たけし)
闘道館(2017年12月)
誕生 (1960-03-25) 1960年3月25日(65歳)
職業 編集者ノンフィクション作家
言語 日本語
国籍 日本
最終学歴 慶應義塾大学法学部
ジャンル ノンフィクション
主な受賞歴 ミズノスポーツライター賞優秀賞
デビュー作 『1976年のアントニオ猪木』
テンプレートを表示

柳澤 健(やなぎさわ たけし、1960年(昭和35年)3月25日 - )は、日本編集者ノンフィクションライター

来歴・人物

東京都出身。慶應義塾大学法学部[1]。在学中には漫画専門誌『ぱふ』に関わる[2]

空調機メーカー勤務を経て、1984年文藝春秋に入社[1]。大学時代は遊んでばかりで、月刊『文藝春秋』や『週刊文春』はもちろん、芥川賞直木賞の受賞作さえ読んでいなかったし、文藝春秋を作ったのが作家の菊池寛であることすら知らなかった[3]

入社後、配属されたのが白石勝編集長体制の『週刊文春』[3]。特集班の下っ端にいながら、田中康夫の連載「トーキョー大沈入」の担当を命じられる[4]

写真週刊誌Emma』では、花田紀凱デスクの下で、何本も皇室記事を書いたが、取材したことは1度しかなかった[5]。渡された写真を見て、適当なことを書き、皇室記事の最後には(文・小林久美子・高校2年)とつけた。ですます調の文章に「浩宮さま」と書けば、女子高生の文章にしか見えなかったからで、リアリティを出そうと、4月には高校3年生に進級させた[5]。小林久美子には写真入りのファンレターも送られてきた。50代のおっさんからの手紙には「住所を教えて下さい。」と記されていた[5]。新卒で文藝春秋に入り、『Emma』編集部に配属されてきたのが勝谷誠彦である。柳澤によると勝谷は、ひとことで言えば、ただものではなかったという[6]

花田編集長時代の『週刊文春』では、清水ちなみの「顔面相似形」などを担当[7]、設楽敦生編集長時代の『Number』編集部でも活動[8]

2003年夏、文藝春秋を退社。ノンフィクションライターになり、2007年には処女作『1976年のアントニオ猪木』を上梓[2]プロレスをはじめとしたスポーツノンフィクションを主に手がけ、「日本レスリングの物語」(『ファイト&ライフ』連載)で、2009年度ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞[9]

著書

単著

共著

監修

脚注

  1. ^ a b 柳澤 健『1985年のクラッシュ・ギャルズ』|文藝春秋|特設サイト”. www.bunshun.co.jp. 2023年10月13日閲覧。
  2. ^ a b 柳澤 2020, p. 484.
  3. ^ a b 柳澤 2020, p. 156.
  4. ^ 柳澤 2020, p. 158.
  5. ^ a b c 柳澤 2020, p. 173.
  6. ^ 柳澤 2020, p. 171.
  7. ^ 柳澤 2020, p. 227.
  8. ^ Zaffuto, John S. (2023-03-22), Graphic Standards and Sports-Oriented Motion Media, Routledge, pp. 85–106, ISBN 978-1-003-26156-8, http://dx.doi.org/10.4324/9781003261568-5 2023年10月13日閲覧。 
  9. ^ 「2009年度 ミズノ スポーツライター賞」受賞者決定”. (財)ミズノスポーツ振興会 (財)ミズノ国際スポーツ交流財団 (2010年3月5日). 2025年2月2日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「柳澤健 (ノンフィクション作家)」の関連用語

柳澤健 (ノンフィクション作家)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



柳澤健 (ノンフィクション作家)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの柳澤健 (ノンフィクション作家) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS