柔道での河津掛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 01:35 UTC 版)
柔道での河津掛は投技の横捨身技に分類されるが、試合では講道館ルール、IJFルール共に禁止技である。1955年5月に禁止された。理由は速く強く掛けると掛けられた方は膝を負傷することが多いためである。1982年10月の講道館柔道技名称投技発表時、1995年のIJF技名称発表時、ともに禁止技にもかかわらず技名称に含まれていた。 試合で見られる例としては大内刈や内股など相手の股下に脚を差し入れる技を掛けた時に脚が絡んでしまい、そのまま後に倒れ込むケースである。 河津掛は即座に反則負けとなる重大な反則であるので、これらの技を掛ける時には脚が絡んで河津掛の形にならないよう注意しなければならない。 柔道の正式な技名は送り仮名を送らないことになっているので、正式名は「河津掛」。 試合での実例 グランドスラム・バクー2015男子73 kg級3回戦 〇ミクローシュ・ウングバリ(ハンガリー) (02:57 反則/河津掛) フセイン・ラヒンル(アゼルバイジャン)× IJFサイト映像 一度はラヒンルの投げによる一本勝ちが宣せられたが河津掛による反則負けに変更された。
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