枯れた技術の水平思考とヨコイズムの「その後」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 15:35 UTC 版)
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横井の退社後、『NINTENDO64』はゲーム開発が難しい点などからソフトが揃わず日本国内での普及に失敗する。日本市場で64が苦戦する一方、『ポケットモンスター』の大ヒットにより『ゲームボーイ』がコミュニケーションツールとして復権する事となる。 2000年代になり、任天堂は64の失敗から「数字主義、スペック主義からの決別」を謳った据え置き型ゲーム機『ニンテンドーゲームキューブ』を発売する。この頃から任天堂は再び『枯れた技術の水平思考』と『ローテク路線』の2つへ舵を切る事になる。 そして、任天堂は2004年に携帯ゲーム機『ニンテンドーDS』を発売する。DSでは既存のゲーム機とは異なるタッチパネルを搭載。この機能を生かしたソフト『Touch! Generations』を次々と投入し、かつての『ゲームボーイ』時代のように性能で上回る『PlayStation Portable』を圧倒した。また据え置き型ゲーム機『Wii』では、性能で上回るXbox 360やPlayStation 3を尻目に、小型化・低消費電力化路線を図り、新しいコントローラーを導入しゲームプレイの差別化を行うなど、「遊び方」の変革で成功をおさめた。岩田は、DSやWiiが枯れた技術の水平思考に則ったものであると言及している。
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